塔書館 第三地下資料室

document - エルフ族

エルフ族とは

エルフ族とは、魔法族の仲間であり、どの魔法族よりも人型に近い種族。

元々は鹿から変化した種族であり、そのためか耳が尖るように長い。

長く森の中で様々な魔法の研究をしている種族なので、総じて賢く、魔法を扱う技術も高い種族です。

エルフたちの見た目

エルフ族のなかにもいくらかの種類があります。

白い肌に淡い色の髪を持つエルフ、褐色の肌に濃い髪の色を持つナイトエルフ、鉱山の谷に住む谷エルフがいます。

エルフとナイトエルフのお話

過去、森が著しく消耗し、世界全体のバランスが崩れそうになった際、一匹の白い鹿が森を守るために立ち上がり、エルフになりました。

そしてその白い鹿の恋人であった黒い鹿も、白い鹿を守るためにナイトエルフになったと言われています。

エルフたちは、それから森の回復や調査・研究のために森にとどまって暮らしています。

ナイトエルフはエルフたちを守るため、…というよりも力の無いエルフたちのお手伝いのためというのもあるようですが、同じ森に暮らしているようです。

谷エルフ

エルフの中には森を飛び出して他の場所に住む者もいますが、その中でも一部のエルフたちは森から少し離れた鉱山の谷に住んでおり、 そのエルフたちをとりあえず谷エルフと呼んでいます。
エルフと谷エルフの間には特に種族的な違いはありませんが、谷エルフたちは何代にもわたって鉱山にいるためなのか、 エルフたちよりも髪の色が濃い傾向にあります。これについては鉱山にたくさんある鉱石の魔力によるものではないかと言われていますが、そのあたりは 謎のままです。

谷エルフたちは森の研究ではなく、鉱山で取れる石や宝石について研究しており、魔法族の生活に便利なものを開発しています。

例えば、森にすむ魔法族のほとんどは火の魔法を扱う事ができません。

なので食事に関しては木の実や果実を中心に食べられてきましたが、 熱を発することのできる石を使ったコンロなどを谷エルフが開発したことにより、熱調理されたものが食べられるようになりました。

今、あらゆる魔法族が温かい食べ物を食べられるのも、谷エルフの努力の結果なのです。