塔書館 第三地下資料室

document - 天上人

天上人とは

天上人(てんじょうびと・せれしあ)とは、地上ではなく空の上で暮らす者たちの総称です。

ほとんどの天上人は天使か悪魔の学校に通い、卒業してどちらかになります。

天使と悪魔になれるのは天上人だけでなく、地上で亡くなった清廉な魂も天界に導かれることができたら、なることができます。

天使と悪魔とは

天使と悪魔とは、天上人がなる種族のことです。

天上人はある程度の年齢になると学校に通い、天使と悪魔のどちらかになる選択をすることになります。

天使は、治めるものとして地上の乱れた気をならし、魔物の発生を抑える種族です。

そして悪魔は、発生した魔物を退治し、退治した魔物の魂を回収する種族です。

天使

天使になる者たちは卒業の際、金色の天使の輪と、背中に白い翼を頂きます。

修行を積んでいくと天使の輪は複雑な模様になっていき、翼は数が増えたり大きさが変わったりします。

天使の仕事は、地上での恨みなどの負の感情によって産みだされてしまう魔物たちの発生を抑えるために、各地に飛び回って負の感情を鎮めたりすることです。

ほとんどの軽い負の感情は、数が多いですが天使にかかればどうということはありませんが、あまりにも強い負の感情があれば大なり小なり魔物は産まれてしまいます。

そうなってしまったら、戦闘専門の悪魔に任せることになります。

悪魔

悪魔になる者たちは卒業の際、暗い色をした悪魔の角と、背中に悪魔の羽を頂きます。

さらに悪魔たちには素質が髪の色に出るので、髪の色からさらに属性が追加されます。それによってどの負の感情の魔物を相手にするのが得意かが決まったりもするのです。

属性は七つあり、『憤怒(赤)』『傲慢(紫)』『嫉妬(黒)』『強欲(黄)』『色欲(桃)』『暴食(橙)』『怠惰(青)』です。

負の感情から産まれた魔物たちは悪魔によって狩られ、その魂は浄化のために天界へ送られます。

悪魔の学校では、天使と同じく負の感情を治めることに加え、魔物たちと戦う手段を習うのです。