塔書館 第三地下資料室

document - 種族について

塔書館のある世界では、いろんな種族が存在しています。

大きく分けるとまずは、魔法族と非魔法族です。

魔法族

魔法族とは、自然の魔力を体内に保持し、その魔力を自由に扱うことのできる種族の総称です。
そのほとんどは魔法族じゃない種族と比べて、より自然と密接な、依存的な関係にある種族が多いです。

魔法族として分類されているのは、次の種族です。

  • 翼人属 …身体のどこかに翼を持つ種族。
  • エルフ …耳が長く尖り、魔法の知識に長けた種族。
  • ナイトエルフ …エルフを守る種族で、エルフよりも俊敏。ダークエルフとも。
  • フェアリー …とても小さい種族で花のすきまに住み、透き通った羽をもつ。
  • マーフォーク …上半身は人型で、足の代わりに魚の尾を持つ種族。
  • ジェード …鉱石の精霊のような種族で、とても珍しい。

非魔法族

非魔法族とは、自然にある魔力を身体に保持することが難しく、魔法を扱うことができない種族の総称です。
主に自然から離れ、自然の魔力を扱わない種族がこれになります。

人間族

人間族とは、翼と魔力を保持する能力を失うかわりに科学技術に長けた種族。

ごくごくまれに魔力を扱えるものも産まれる事があるようですが、人間族の中では迫害を受けたりする可能性が高いようです。

そして、人間族の大きな特徴は、何らかのきっかけにより人間族では無くなる場合があることです。

元の種族から違う種族に変化するのは、今のところ人間族とマーフォークしか確認されていないと言われていますが、詳細は不明です。

魔法族にも非魔法族にも属さない種族

どちらかと言えば魔法族に似た部分が多いですが、自然とは共存であるものの、ある程度自然から独立していると思われる種族がこれになります。

  • トリ …耳が尖り、背に翼を持つ種族。翼の色で種族が分かれる。
  • 獣人 …獣型と人型の両方の姿を持つ種族で、様々な種類がある。
  • ヴァンパイア …魔力を持つが、魔法を扱うことはあまりしない種族。
  • ドワーフ …魔力は身体強化のみに使われ、力が強く忍耐力がある。
  • スピリット …肉体が無くなった後に、何らかの原因で現世にとどまっている者たち。
  • ゴースト …異世界からのビジター。肉体を持たないが触れることのできる、謎の存在。

スピリットとゴーストの違い

肉体を持たず、その見た目は透明度もあることから昔は同族とされていましたが、ある研究者によってまったく別の物であるということが判明しました。

まず、スピリットはこの塔書館のある世界で亡くなった・もしくは肉体をなくしてしまったものが精神体となった者たちのことを指します。
亡くなった者たちは特に世界への未練などにより留まることを選んだ者たちで、生前の能力や魔力をそのまま持っていることが多いです。

ところが、そのスピリットたちの中で、ごくわずかな人数ですがそういったものに当てはまらない者がいたのです。

その者たちは、塔書館のある世界では存在しない言語を使用したり、存在しない過去の歴史を話したりしました。
研究の結果、その者たちの話す歴史や文化などは、塔書館に仕舞われている本のなかに出てくる歴史と合うものもあり、それらはまたここではない世界のことを記す 本棚に仕舞われていた事から、塔書館のある世界ではない世界から来た者たちではないか言うことになりました。
とても離れた場所で見つかり、お互い面識のない者たちでしたが、示し合わせることもせずに同一の歴史を話したりしたこともあり、間違いではないだろうと言われています。
そうして彼らはスピリットではなく、外の世界からの残像…精神体のみの異界からの旅人…色々と言われていましたが、今ではゴーストと呼ばれるようになりました。

判明していない種族たち

まだこの世界には、あまりにも珍しく、きちんとわかっていない種族も居ます。

そして昨今は異種族間でパートナーを作ることも当たり前になってきていて、それによって特定の種族としてわけることが難しい場合もでてきました。

数が少ない、または未確認の種族についてはここで名前をあげるだけにして、独立したページを作ることはやめておきます。