塔書館 第三地下資料室

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神獣地区

神獣地区(しんじゅうちく)は左の区域の南西にある森の中にあるといわれています。

火徒たちに喰いつくされたとされている左の区域の森林ですが、火徒たちの目の届かない場所に残った森は今でも結界で隠されています。

ここでは主に獣人たち、そして火徒の末裔の中でも自然と共に生きることを選んだ人間たちが住んでおり、いくつかの集落に別れて暮らしています。
主にアカネ地区・グンジョウ地区というふたつの大きな区分があり、アカネ地区では獣人が多く、グンジョウ地区では人間が多い特徴があります。

アカネ地区

アカネ地区は山が多く、獣人たちがより多く暮している地区です。

険しい山々の上にはそれぞれ社があり、そこには特に魔力が高く、神獣地区のある森を守るために 結界を張る役目を担っている神獣と呼ばれる獣人たちが存在しています。

基本的にアカネ地区では種族によって差別されることは無く、獣人と人間の夫婦も存在しており、現在は特にいさかいもなく平和と言われています。

グンジョウ地区

グンジョウ地区はアカネ地区の周りにあり、深い森の中ではありますが過ごしやすく、そのためアカネ地区よりも人間が多く住んでいる地区です。

植物や木でできたこじんまりとした家に暮らし、畑や森の恵みによって自給自足の生活を送っているグンジョウ地区の人々ですが、 過去には色々とあった所ですあります。

火徒が左の区域の森を消費していくなかで、それを良く思わない人々がいくらかに別れて火徒の群れから逃げた際、その中の一つのグループがこの神獣地区に 辿り着いたのです。
当時、火徒たちは森を侵略している状態でしたから、獣人たちの警戒もとても強く、逃げてきたと言ってもすぐに信じられるわけもなく長い間溝があったようです。

今では獣人との和解も進み、同じ神獣地区の住民として種族関係なく暮らしています。

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