塔書館 第三地下資料室

Story -ヒナの日記帳

憧れの司書さん

こんにちは、ヒナです。今日はマリアさんと一緒にアトリエに行きました。

マリアさんというのはわたしよりも前からスタッフとして塔書館に居た方で、とっても魅力的な男性なんです。…魅力的っていっても、 恋をしているとかじゃなくて…とにかく、女性とか男性とか関係なくドキドキさせるような感じと言うか…、ちょっと憧れます。

で、そのマリアさんが制服の新調をするというので、わたしも一緒にアトリエに連れて行ってもらったんです。
ちょうどエプロンを直してもらおうと思っていたので、少しだけ受付をルリさんに代わってもらって…あ、ルリさんというのは、 わたしと同じくらいの女の子で、塔書館のお掃除をしている子なのですが…その子に頼んで行ってきました。

わたしはほとんど毎日受付にいるので、あまりアトリエには行ったことが無かったので新鮮でした。アトリエは屋上からひとつ下あたりに あるのですが、部屋に入って窓の外を見るとまるで空中に浮いているような景色が広がっているのです。
昼間は青空や雲が広がっていて、きっと夜にはとてもきれいな星空が見られるんだろうなあ…そのうちお願いしていれてもらおうかな?

アトリエでは、キャンバスに生地を貼って描いたデザインを魔法でお洋服に仕立てていて、何度見てもすごいなあって思います。 エプロンを直すときも、同じ生地を破れた部分にあてて魔法を使うと、溶けるように生地がなじんで…破れたところはとてもきれいに なおしてもらいました。
大事に使っているつもりでも、枝にひっかかったりしちゃって…これからはもっと気を付けないと。

それじゃあ今日はこのへんで。
明日もまたいい一日になりますように。

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